「さかい利晶の杜、年間約2億円赤字という不当な中傷

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「さかい利晶の杜」が年間約2億円赤字という主張は誤り

さかい利晶の杜について、「年間2億赤字」という、「公」というものが分かっていない言説が行われています。
これは行政の文化施設というものを分かっていないか、分かっていて選挙目的に煽動しているかいずれかです。

市民サービスとして運営されているものであり、これは民間ビジネスのの営利ありきではないのです。
年間運営費をかけけて行うことはむしろ普通であり
これは元からそういうつもりで計画されており、経営失敗で赤字が出てるというものではないのです。

大阪市の文化施設はどれもそれなら赤字です

この年間2億という数字は別段突出したものではありません
堺ジャーナルがこのあたりの比較を掲載している

堺ジャーナルの記事
http://www.sakai-journal.co.jp/309/02.htm

この堺ジャーナルの記事は重要な視点を指摘しています。

さかい利晶の杜 約2億円赤字
大阪市立美術館 約2億5千万円赤字
大阪歴史博物館 約5.5億円赤字
(あえて維新風にこれを「赤字」というならば)


そもそもこの手の文化施設が年間維持費がかかるはなしであることは、これで明白でしょう。
こういった文化事業に金をかけるということは住民サービスであり、住民への税金の還元であります。

計画中の中之島の新美術館は年間運営費3.8億円 これ赤字?

また、現在大阪市の中之島に新美術館の建設計画が進められており、これはまだ存在しないものです。
その建設計画時の資料を見てみましょう。
(新美術館を別途建てるか、既存の市立美術館を拡充して充てるかの比較をしている)

年間3.8憶の維持費と算出されている。
これはじゃあ年間3.8億赤字を垂れ流す!と維新は言うのでしょうか?
維新市政の大阪市で進められている話ですけど?



つまり、ここから分かることは、この手の文化施設は当初から年間運営費出して維持する前提で計画されることが通常なのです。
維新市政の大阪市でもこのような計画を立てるわけで、利晶の杜も同様。その当然の運営費を「赤字だ!」とあたかも経営に失敗して結果そうなったかのような攻撃は極めて悪質なレッテルです。

市民サービスとしてやっているもので、営利ビジネスとは違うのです。
選挙目的にミスリードを誘い、市民の怨恨感情を焚き付けるのは質が悪いと言わざるを得ません。

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ファクトチェック堺
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